今日は近い将来の話。

2023 年 8 月 2 日に SUBARU から
発表された
新経営体制における方針
の「電動化計画のアップデート」に
ついて個人的見解を。

電動車比率アップ

これまでは、
2030 年時点での電動車比率は、
ハイブリッド車と BEV を
合わせて「40%以上」としていました。

これを今回、
同年の電動車販売比率を
「BEV のみで50%」へ引き上げました。

120 万台の全世界販売台数に対して
「60万台の BEV を販売することによって実現」
という目標に大きく見直されることに。

また、新たに米国においても、
次世代 e-BOXER 車、BEV の
生産を開始することも発表されました。

※ 次世代 e-BOXER = トヨタハイブリッドシステムを搭載。

欧州で不穏な流れ

以上、BEV 化の流れを加速する
方向性ですが、ここでちょっと
気になるニュースが 2023 年 6 月下旬にありました。

ドイツのフォルクスワーゲンは
一部の BEV 生産ライン従業員の
休暇を 1 週間延長し
BEV 生産数を一時的に減らす方向。

というもの。

また、その工場で現在
雇用されている臨時従業員の一部は
契約更新されないとのこと。

さらには 2023 年 7 月から
生産予定だった車種の生産も
2023 年後半に延期されることも
明らかになりました。

需要低迷

今回の措置の背景には、
BEV の需要低迷があります。

BEV が予想どおりに
売れていないということですね。

さらに国策で BEV 化を
推進している中国でも
このところ BEV 需要が頭打ち、
プラグインハイブリッド車に
人気が移り始めているという報道も。

その理由は BEV の補助金打ち切り。
すなわち BEV 需要の高まりは
補助金頼みであったということです。

充電設備などのインフラ整備が
追いついていないなども
その要因として考えられると
思います(これは日本で顕著ですね)。

SUBARU 大丈夫?

で、SUBARU の今回の発表。

これだけの情報で判断するのは
早計かもしれませんが、
この方針、大丈夫?という
印象を抱いたのが正直なところ。

実際に動き始めるのは
数年先のことなので
まだ修正が効くでしょうから
あまり危機感は持っていませんが、
経営陣の方には今後の
流れをしっかり注視して
頂きたいと思います。

ワタシの電動化

さて、ワタクシ事。
周知の通り、ワタシの目下導入検討は
レガシィアウトバック。

このクルマ、パワートレインは
純然たるガソリンエンジン。

※ 今風にいうと ICE(Internal Combustion Engine)と
  呼んだりするそうです。

2025 年には次世代 e-BOXER が登場、
これが幅を利かせてくると思います。

恐らくはワタシが乗ることになる
最後の ICE になると思われます。
次に乗るのはこの次世代 e-BOXER かな、
普段使いで BEV に乗るのは
もう少し先の話かな、
などと想像(妄想?)を
膨らませている今日このごろです。

したっけ。