本日 2 ネタ目は
久しぶりのSUBARUネタ。

こちらのリリースに関連して
ワタシの思うところを。

電子制御ダンパープログラムアップデートサービス

リリースを要約すると、

電子制御ダンパーの制御プログラムを
アップデートできるディーラーオプションを
2023 年春頃より追加する。

というものです。

ディーラーでの書き換え=手間

おそらくこの機能は、
ディーラーにクルマを持ち込んで、
プログラム修正用の機器を接続して
プログラムを書き換えることで提供されるものでしょう。

で、いい加減にこの方式、やめにして OTA にしませんか?
というのがワタシの意見。

OTA とは

OTA とは Over The Air の略。
無線通信を利用してプログラムやデータをやり取りすること。

OTA を利用したほうが良い理由は以下。

コネクテッドの無駄遣い

まずはこれ。
現行のレヴォーグにはすでに通信モジュール搭載済み。
このモジュールで行う通信はまだまだ限定的。
例えば、今回のように制御プログラム書き換えなどに
これを利用すれば良いわけです。

手間軽減

顧客側からみてもディーラーに予約を入れる、
持ち込んでプログラム書き換える、
という、実に面倒なこの手間が省けることになります。

そして工賃が不要となりますから
コストパフォマンス点でも有利に。

その分、ディーラー側の利益が……
なんていう見方もありますが、いつまでも
そんな古臭いお金の取り方をしていては
業界の未来はしれたもの、という気がしています。

ぶっちゃけ、某 T 社では
サブスクサービスでクルマのソフトウェアのみならず
ハードウェアの部分もアップデート可能とする
新サービスをまもなく導入するようです。

※ もちろんアップグレード料金は
  月額料に含まれています。

この流れにぜひ追従して欲しいものですね。

MFD 改良も OTA で!

そんな OTA を活用例といて、もう一つ
ワタシが要望するのは、最近の SUBARU 車に
搭載されているインパネ中央部のでっかいディスプレイ
(マルチインフォメーションディスプレイ:MFD)の
機能改良。

このディスプレイを採用した初期グループの
レヴォーグ、レガシィ アウトバック、WRX S4 と
まもなく登場するクロストレック、インプレッサでは
その仕様に若干の差が見られるようです。

具体的にはオートビークルホールドなど、
車両設定の操作性が向上しているなど。

この機能向上を OTA で実現してみては。
多少の費用が発生するとなっても
やりたいと思う人はたくさんいるはず。

例えば、新機能の追加まで新車契約を控えるという
お客さんがいた場合、後から機能向上できるとあれば
自分の好きなタイミングで購入することが可能となります。

また車両本体の価格低下も抑えることができ、
中古車として流通する場合もより高値での
販売が期待できます。

実際、先述の T 社サブスクはこの点を価格に反映、
月額使用料を低く抑えることに成功しているようです。

SUBARU 店は……

もう一つ重要な点。
SUBARU のディーラーは
大手と呼ばれる他社に比べると圧倒的に数不足。

点検予約などもかなり前もってとらないと
思うように入庫すらできないという状況。

この仕組を取り入れることで
無駄な入庫がなくなり、ディーラーの
作業容量についても余裕ができ、
本来必要であったはずの作業が
滞りなくできるようになるというメリットも発生するはず。

SUBARU のおえらいさん、前向きにご検討を

ということで、あくまで素人レベルの要望ですが、
これからの日本の技術力を示す一つの方向として
自動車業界のアップデートがこんなところから
行われれば、元気はとりもどせるのではないか。

と、思うのです。
まだ諦めてはいけません。
日本の底力を今こそ発揮すべきときでは?

したっけ。