Part.1 からの続きです。
いきなりですが、ここからしばらく
「秋の乗り放題パス」は使わずに進みます。
それ故、鉄道ネタもちょっとお休み。
南部バス特急「八盛(はっせい)号」
盛岡駅では改札を出て西口の
バスターミナルへ。
かつて、雫石にスキーに来た時に
ここからバスに乗ったなぁ。
なんて思い出に浸りつつ。
今回、ここから乗るのは、
18:25 発、八戸に向かう高速特急「八盛号」。
運行は「南部バス」。
「南部バス」の経営母体は現在、
岩手県北自動車に吸収合併され(南部支社)、
主に青森県内を運行するバスの
ブランドとして残っています。
※ 岩手県北自動車はこれまた大きな
みちのりホールディングスの関連会社です。
乗客は 10 人に満たない数。
その殆どはワタシと同じ終点の
八戸フェリーターミナルへ。
九戸インターで一旦高速を降り
近くの道の駅のバス停「九戸インターオドデ館」にて
乗降を兼ねて 5 分間の休憩。
以降、途中いくつかの停留所で降車扱いを
しなかったため、フェリーターミナルへの到着は
早まり 20:45 頃に(定刻は 21:05)。
徒歩の乗船客は出港 60 分前までに
受付することになっていますが、バス利用者は
定時着、あるいは少々遅れても大目に
見てもらえるようです。
運賃は片道 2,500 円。
シルバーフェリー
さてタイトルの種明かし。
かつて青森~札幌を結んでいた
夜行急行列車「はまなす」の代替として
ワタシが選んだのは八戸~苫小牧を
結ぶ「シルバーフェリー(川崎近海汽船)」。
「秋の乗り放題パス」では、盛岡以北の
IGR いわて銀河鉄道線に乗れないため、
ならば思い切ってバス、フェリーで
バイパスするという作戦です。
実はこのフェリーを利用する
「盛岡・札幌なかよしきっぷ」という
大変オトクなきっぷがあります。
盛岡~八戸の高速バス、
八戸~苫小牧のフェリー(2 等)、
苫小牧~札幌の高速バスが
セットになっており、大人片道 7,800 円という
かなりオトクな価格設定となっています。
ですが、ワタシは今回、
窓口の営業時間に到着が間に合わず、
支払いは現地で現金、等級変更も
当日空きがないとできないため
今回は個別に手配(ネット予約)しました。
シルバーエイト
今回予約したのは八戸 22:00 発の
「シルバーエイト」。
電源が確実に確保できる
2 等寝台 A を手配。
シルバーエイトの 2 等個室は
本来 2 人用の 2 等寝台 B で、
1 人利用の場合は相部屋になりますが、
現在は感染症対策により 1 人で
利用する場合 1 部屋を専有できる
形になってます。
※ 料金は 2 等寝台 A(8,000 円)を適用。
ネット予約割引 10% 適用で 7,650 円。
窓口に到着して受付を済ませると
その前後で乗船可能のアナウンス。
早速部屋を確認。
味気なさはありますが清潔で
十分なスペースです。
ただ、ここで他人と相部屋となると
キツイかも。
電源は各ベッドに 1 つずつ、
机の上に 1 つ確保されています。
展望風呂!
荷ほどきもほどほどに、
お風呂へ直行!
シルバーエイトには展望風呂があり
洗い場 4 つ、湯船は 2 人が入れそうなのが 2 つ。
小さめですが足を伸ばして
お湯につかれるのはありがたいですね。
入浴できるのは 23 時まで。
夕食~ここで出会えたあの駅弁
遅い時間となりましたが、
夕食は船内で食べることに。
シルバーエイトでの供食設備は
24 時間営業の冷凍食品、カップ麺の
販売機、あと 23 時まで営業の売店
(お菓子、アルコール)となっています。
冷食の自販機を見てみると、
あの有名駅弁があるではないですか!
ということで、
「かなやのかにめし」(900 円)を購入。
傍らのレンジにて温めて、
フリースペースで味わうことに。
この「かにめし」以前は長万部駅で
販売されていた駅弁で、
特急「北斗」での車内販売も
ありましたが、現在はどちらも取りやめ。
現在はイベント販売がほとんどのようです。
そんな「かにめし」と
まさかこんなところで出会えるとは。
懐かしい味を堪能いたしました。
※ 津軽海峡フェリーの船内でも
購入できるようです。
横になれるって幸せ
満足したところで、個室に戻り、
明日に備えてしっかり寝ておくことにします。
この記事での行程は、
こんな感じで。
まだまだ続きます。
したっけ。