本日は少々マニアックな
バス関連のネタを。
我が家の近所に、
こんな懐かしいバス停があります。
上彦名バス停
上記画像は見にくいですが、
こちらは埼玉県三郷市にある
「上彦名(かみひこな)」バス停。
東武バスセントラルのバス停ですが、
最近よく見る他の同社のバス停とは
違っているのは理由があるようで。
松原31系統
このバス停を通るのは
松原31系統という路線。
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の
獨協大学前駅東口とピアラシティを
結びます。
※ピアラシティ=三郷インターそばにある
複合商業施設。
系統名が「松原」なのは
「獨協大学前」駅の旧称が「松原団地」駅
だったことに由来します。
草加営業所所管で
三郷市内に乗り入れる唯一の路線です。
※ 同社営業所は三郷にもあります。
土休日のみ一往復
この路線、今(2022年5月5日現在)の
運行本数は一日一往復のみ。
しかも平日は運休。
ダイヤは朝 8:30 に獨協大学駅東口を出て
ピアラシティ着は 8:57。
そのまま 9:03 発で折り返して
獨協大学前駅東口に 9:30 に
戻ってくるというもの。
この運転時刻ではどう考えても
需要があるとは思えず、
免許を維持するために
必要最小限の運行をしている路線
という存在なのかも。
全国に目を広げると
こういう「免許維持路線」は
結構存在しているそうです。
かつては
この路線、かつては松 03 系統として
三郷団地、三郷駅まで運行されていましたが、
その後上彦名止まりに短縮、
その後、2005 年 5 月にピアラシティまで
延長、現在の系統番号になりました。
ピアラシティまでの延長当初は
平日 8 往復、土休日 13 往復が
運行されていましたが、
全日 6 往復まで減便、
その後、平日運休・土休日 6 往復になり、
2017 年 12 月より現在のダイヤに。
この路線は地元民には渋滞箇所として
有名な八条橋を通ることから
遅延など頻発していた模様。
乗客もどんどん減っていたことで
このような措置になったようです。
時の流れには逆らえず
こういう路線縮小には
乗客現象の他にドライバーの
なり手の減少なども
関わってきそうですが、
昔の栄華を垣間見るようで
なんとも寂しい限りですね。
廃止の可能性も否定できませんので
その前に一度乗ってみることにします。
したっけ。