昔、ワタクシもお世話になった
スキー(その他スノースポーツ)教師の
団体である SIA (日本プロスキー教師協会)の
検定が今シーズンから新しくなりました。
検定といっても
今回の改定は一般向けの
技術検定(International Test)ではなくて
スノースポーツ教師を目指す方の
ための資格の方のお話です。
入会しやすく
ざっくり説明しますと、
これまでステージ Ⅰ~Ⅲ と
三段階だった資格が
同 Ⅰ~Ⅳの四段階になりました。
要項を見てみますと、
どうやら新ステージⅠというのは
これまでのステージⅠよりも
ハードルを低く定めているようです。
その要件は、実技の
プルークボーゲンと基礎パラレルターン
の 2 種目の検定に合格すればよく、
基礎理論と指導実習については
講習、実習を受講するだけで
この資格を取得することができるようです。
また受験に必要な資格も
例えば新ステージⅠなら
セミシルバーかブロンズの
メダルを持っていれば良い
ということになりました。
(旧ステージⅠはシルバーが必要)。
さらに検定会についても、
旧ステージⅠについては
支部単位で行っていたものが、
新ステージⅠについては
スクールごとに実施することが
できるようになりました。
というように、
スノースポーツ教師の
門戸を広げる施策となっているようです。
新ステージⅠ検定種目
検定種目の動画が上がっていました。
この動画にはアルペンスキーの他に
テレマークスキー、スノーボードの
検定種目も収録されています。
これまでのステージⅠ~Ⅳは
ではすでに資格を持っている場合はどうなるかと
いいますと、先程の要項を見ますと、
旧ステージⅠ→新ステージⅡ
旧ステージⅡ→新ステージⅢ
という感じに移行するようですね。
あなたもスキー教師
ということで、
新たな資格についてまとめてみましたが、
上で書いた以外にも、
新ステージⅠについては
上級資格で必須となる
救急法の受講や単位取得が
不要だったりと
その条件もかなり緩和されており、
いわゆる普通の社会人でも
受け安くなったということが
言えると思います。
かくいうワタクシは、サラリーマン時代、
この単位取得がままならず
資格を喪失した経験を持つだけに
もっと早く制度化されていれば。
と思ってしまいます。
ともあれ、
この新たな施策が吉と出るか
凶と出るか、しばし
見守って行きたいと思います。
したっけ。