カーシェアの活用法についての個人的考察を。

顧客側ではなく運営側の視点で
書いてみます(素人ですけど)。

カーシェアを地方に

現在、カーシェアがじわじわと
普及している実感はありますが、
それはほとんど大都市とその周辺部に
限られています。

ですが、今後目を向けていくべきは
「地方」と考えます。

ここで私の趣味であるスキーと
結びつけた活用法をご提案してみます。

猪苗代の事例

かつて、JR 磐越西線の猪苗代駅(福島県)には
「駅レンタカー」の営業所がありましたが、
2017 年 11 月をもって廃止となりました。

その後、町内に格安レンタカーの店舗が
オープンしましたが、駅から距離があることに、
加え、正直信頼性に難ありと踏んでいます。

※ 駅からの送迎サービスがあるようです。

現状での選択肢は、JR で猪苗代に
来た場合は路線バス・タクシーや
観光施設の送迎バス等を利用することになります。

福島県でも代表的な観光地と言える
磐梯高原(裏磐梯)などは
猪苗代駅が拠点となりますが
少し距離があるため、効率よく
回るためにはレンタカーは
不可欠だと思います。

カーシェアの導入を

ここで解決策として考えうるのが
カーシェアリング(以下、カーシェア)。

レンタカーは営業所が必要となり、
運営するためには係員の常駐が
必要となります。

その点、カーシェア係員の常駐が要らず
クルマの貸渡が可能になりますから、
運営コストはレンタカーに
比べて低く抑えることができそうです。

しかも、猪苗代駅は委託化されたとはいえ、
まだ駅係員がいますし、
駅ロータリーには観光協会の窓口もあります。

深夜帯等は別として、完全に
無人というわけではありませんからクルマの
管理も比較的容易と思われます。

また、そもそもレンタカー
営業所もありましたし、
廃止されたバスセンター建物の
敷地なども活用すれば土地は十分に
確保可能です。

季節限定営業にも

猪苗代周辺では、四季を通じて
観光客が訪れるため年間で需要はありそうですが、
例えばスキー場を近くに擁する駅などでは
冬季のみステーション設置するなど
柔軟な対応も容易です。

これも設備が少なくてすむ
カーシェアリングシステムの
大きな利点だと思います。

撤退も容易

そして悲しい話ですが、
不採算で撤退となったとしても
ステーション撤去の費用もレンタカーに比べれば
遥かに低廉となるはずです。

地方に目を向けましょう

ワタクシの狭い視野では、
地方のレジャー産業に紐付ける形での
カーシェアという考え方しかありませんが、
高齢化の進行が早いとされる地方では
さらに別の使い方も出てくるかもしれません。

ということで、
カーシェア運営会社の皆様、
地方に目を向けて向けてみると
お宝は意外なところにたくさん眠って
いるかもしれません。

したっけ。