本日は鉄ネタにお付き合いのほど。
少し前の 2017 年 7 月 7 日に
JR 東日本仙台支社より
今秋に予定されている
ダイヤ改正についての
プレスリリース(リンク先はPDF)
がありました。
ダイヤ改正の内容
改正日は 2017 年 10 月 14 日(土)。
内容は「東北本線の黒磯~郡山間の
輸送体系変更」とのこと。
では具体的に説明します。
E531系東北線デビュー
黒磯~新白河駅間が E531系電車で
運転されます(一部はキハ110系)。
この車両はこれまで常磐線(上野東京ライン)、
水戸線で運用されていた車両。
他線区への投入は初めてですが、
今回の対象となるのは準耐寒耐雪仕様を
施した車両とのことです。
新白河駅での在来線と東北新幹線の接続改善
これは上記変更に伴っての
副次的な効果と言えるのかもしれません。
運転時刻をちょっといじって
接続改善を図るようですね。
その一方で、ひっそりと
「黒磯~新白河間の運転本数を見直します。」
なんて書いてあります。
今回の場合、「見直し=削減」ということです。。
その理由とは?
ここからがプレスリリースに
書いていない内容です。
とは言え、マニアック説明しても
???な方が多いと思いますので
できるだけ平易な言葉で。
まず、電気の話。
昔の理科の授業とかで
「交流」と「直流」って
聞いたことありませんか。
これも細かいことは説明しませんが、
電車が走る方式にも「交流」と「直流」の
2つが存在します。
で、黒磯駅。
この駅は特殊な構造でして、
東北本線の電気はこの駅を
境にして北が「交流」、
南が「直流」となっています。
で黒磯駅は、
「直流」と「交流」の2つの電気が
流せる構造だったのですが、
今回の工事によって
全て「直流」にしてしまうんです
(駅の北側に「直流」と「交流」を
分けるポイントを移設)。
お次は車両側のお話。
電車にも基本的には
「直流型」と「交流型」の
2 種類が存在します。
現在は上野方面~黒磯までは
「直流型」、黒磯から北は「交流型」の
電車が走っているわけですが、
黒磯駅が全て「直流」になって
しまいますので、「交流型」の
電車は黒磯駅に入れなく
なってしまいます。
ここで登場するのが「交直流型」の電車。
先に説明した E531系がそれでして、
この車両は「直流」「交流」どちらの
区間でも走ることができます。
ということで、
近くで使われていたこの車両を
ちょっと仕様変更して
この区間に投入する。
というわけです。
※上の方でちろっと出てきた「キハ110系」は
ディーゼルカーなので電気のない
区間でも走れますからこの件とは無関係。
まとめと言うか個人的感想
この区間で E531系を見られるというのは
嬉しい半面、青春 18 きっぷなどで
移動する場合はちょっと面倒になるかも。
という懸念も。
と、こんな記事をかいたところで、
北の大地への鈍行旅を
またやりたいなぁなどと
思ってしまった
今日このごろなのであります。。
したっけ。