本日のお仕事で青梅に行った時のこと。
やってきた電車に乗る際、
「ん?ドアが開かない。」
と思ったら、この路線は半自動扱いなのでした。
ここで、半自動ドアについてご説明しますと、
青梅線を走る電車にはドアの脇に押しボタンがあり、
乗降の際には乗客自らがこのボタンを押してドアを開ける。
という方式のことです。
外側には「開く」のみ、内側には
「開く」と「閉じる」の 2 ボタンが設置されており、
車内からはドアを閉めることもできるようになっています。
JR 東日本の八王子支社管内では、青梅線以外にも
五日市線、八高線このシステムを導入している路線があります。
また、より気温の低い地方の路線などでも、
このシステムをよく見かけることがあります。
これは、本来夏や冬の車内の温度維持のための
施策だったのですが、
ここに来て当該路線では通年実施になっています。
また、宇都宮線、常磐線など、
首都圏と北関東を結ぶ路線などでは、
始発駅や優等列車の通過待ちなどで
長時間停車となる場合に、イレギュラー的に
半自動となるケースもあります。
ところで、この仕組を見てふと思いました。
「これって駆け込み乗車を減らせるのでは?」
乗客の乗り降りのないドアは閉じているので、
駆け込もうとした時にボタンを押す一手間が必要になります。
そうすると、無理やり乗ってやろうという人が早々に諦める
可能性が増えるのではないか。
と考えたのがその理由です。
実際に駆け込み乗車が減ったというデータは
見つかりませんでしたが、効果は上がっている
のではないかと推察します。
気温が低くなるこの時期でさえも、
ドアを開け放して乗る方がチラホラ見受けられますが、
駆け込み乗車を未然に防ぐ方策として、
可能な限りドアを閉めるように案内などしてみると、
この効果はさらに増大するものと思われます。
翻って、我が武蔵野線なんですが、
ここは半自動は実施されておらず、
風が吹き抜ける高架駅が幾つかあり、
冬の間は「さむっ!」となる事が多々あります。
是非とも導入をお願いしたいのですが、
いかがでしょうかね、JR 東日本大宮支社さん?
したっけ。