本日はタイムズカーでライズを借りてみました。
ライズと言っても今回は
まだまだ希少なハイブリッドモデルです。

e-SMART?

表面的には T 社のハイブリッド車ですが、
このライズはダイハツの OEM。

ハイブリッドシステムも T 社製のそれではなく
ダイハツの e-SMART です。

以前、ダイハツディーラーさんにて
試乗
しておりますが、今回はそれよりも
しっかりと乗ってみました。

スバル レックス

ちなみにダイハツロッキーは
スバルにも OEM 供給されており、
あちらでは REX(レックス)という
伝統のネーミング。

ライズはフロントマスクが
少々変えてありますが、
レックスはほぼロッキー顔。
違いといえばエンブレムくらいです。

ただし、REX は 1.2L 自然吸気エンジンの
FWD のみがラインナップ。
AWD、ハイブリッドモデルは存在しません。

グレード

ハイブリッドモデルは Z、G の
2 グレードですが、レンタカーですので
下の G です。。

※ ハイブリッドモデルは FF のみ。
※ ハイブリッドシステムの詳細は前回記事をご参照。

音が気になります

まずイグニッションを ON にすると
少し間をおいてエンジンが始動。
音は容赦なく車室に入ってきます。

振動がうまく抑えられていないようで、
車内のどこかからビビリ音も。
音量レベル、音質ともにあまり
心地よいとはいえませんね。

ハイブリッドの仕組み的には
日産 e-POWER と基本的に同じですが、
こちらはコスト削減のため
バッテリー容量は小さめ。

そのため、エンジンはマメに稼働します。
走っていても止まっていても
その ON・OFF はしっかり体感できてしまいます。

ただ、駆動自体はすべてモーターで
行うのでぎくしゃくすることはありません。
この辺で得られるスムーズ感が
音・振動でかき消される印象なのが
惜しいところ。

もっともこの価格を考えると
贅沢は言えないのかもしれません。

必要十分

街なか走行から時速 60km 程度まで試しましたが、
その範囲内では十分な出力です。
印象としてはキビキビ、というよりは
少々落ち着いた印象。悪くないと思います。

ただ、ステアリング操作に対するクルマの
動きなども凡庸といった感じ。
走りの楽しさは得られません。

ドラポジ

運転していてもうひとつ気になったのは
ステアリング調整。

テレスコピック機能がついていないので、
ワタシの場合、手は伸ばし気味のドラポジとなります。

質感も

さらにもう一つ。
このクルマを所有することを考えると、
内装の肌に触れる部分の質感がいまいち。
ワタシならすぐ飽きてしまいそう。

辛口評価

2,173,000 円~価格を考えれば
この辺は目を瞑らなくてはいけないと
思いますが、これを買うなら
ワタシはもうちょっと予算を追加して
ヤリスクロスを選ぶと思います。

ちなみにタイムズカーでは
ライズとヤリスクロスは同じ料金。
となればどちらを選ぶかは……

したっけ。