青春 18 きっぷの消化旅第三弾。

例によりまして日帰りです。

今回は北上します。

 

目的は福島県浜通りの復興状況を

肌で感じること、

それと仙台の牛たんといたしました。

早速トラブル

今回は長駆となるので早朝発。

5 時台の列車に乗ります。

 

新松戸で乗り換えた常磐線各駅停車

の列車が柏についたところで

トラブル発生。

 

快速線ホームで線路に人が飛び込んだ

とのことで 9 分遅れの出発。

 

順調に進んでいれば

我孫子始発の下り普通列車に乗れるはずが、

これを逃してしまい。。

 

この列車、我孫子始発高萩行という

なかなかレアな列車なんですが……

 

次にやってきた水戸行は 10 両。

既に普通車にはたくさんの人が

乗車していたので

先のことも考えてグリーン車へ逃げることに。

 

ちなみに、先に逃した列車に乗れば

高萩までグリーン車で行くことができました。。

 

かつてのドレミファ列車

水戸からはこの列車に乗ります。

E501系という車両で、

かつては上野にも顔を出してましたね。

 

発車時にドレミファ~♪と

メロディを奏でていましたが、

現在は走行機器の載せ替えで

普通の音になってしまいました。。

 

ちなみに、この車両は

京急のそれと違って

停車するときも「……~ファミレド♪」

という感じでメロディが楽しめました。

 

かつてのスーパーひたち?

いわきにて乗り換え。

時間があったので改札を出て、

コンビニで朝食を調達しました。

今回、福島はほぼスルーですが、

こんな形で福島グルメに触れつつ……

 

そしていわきからは、

この列車に乗ります。

 

かつてのトップスター

651系という車両。

 

特急「スーパーひたち」で活躍、

「タキシードボディ」を

称された洗練されたスタイルで

人気となりました。

 

今でも通用するスタイルですが、

経年劣化は否めませんね。

この 651 系はいわきー富岡間を

日に 2 往復しています。

なぜこの列車が走ることになったか

というのは後段に譲ることとして。

これ、今後処理しきれるんでしょうか?

 

今の特急車両にはない重厚感を

感じつつの旅路です。

 

かつての俊足ぶりは鳴りを潜め、

ゆったりと歩を進めて富岡着。

この先の運転再開は2020年春

 

復興後の富岡駅

ここまでは 2017 年 10 月に復旧しました。

甚大な津波被害を受けた駅は

すっかりきれいになっていました。

 

荒れ放題だった駅前も区画整理が進み

大きなロータリーができていました。

 

実はワタクシ 4 年前にもここを

訪れています。

その時の画像を何枚か上げておきます。

当時の愛車も今は……

 

JR代行バス

常磐線の富岡ー浪江間は現在

不通となっており、この区間は

代行バスが運行されています。

もちろん青春 18 きっぷでの

乗車が可能です。

 

発車すると国道を走り

浪江駅へ直行します。

 

途中に夜ノ森、大野、双葉という

3つの駅がありますが、ここは

帰還困難区域内にあるため

バスも停車しません。

 

区域内を走るこのバスに乗車する際には

「窓を開けないでください」

という指示もありました。

 

※そしてこの区間は自動二輪、原付、

軽車両、歩行者は通行できません。

 

区域内の状況は車窓からも

伺い知ることができました。

 

国道から店舗駐車場や小さな脇道に

交差点は軒並み閉鎖され、

大きな道への交差点でも監視の人が

立っていて許可を得た人で

ないと立ち入ることができなくなっています。

 

沿道にたくさんあるお店も

すべて営業休止、立ち入り禁止です。

 

人気のなく草などが生い茂るお店や民家

とクルマがひっきりなしに行き交う

国道という異様な光景が見られました。

 

その原因をつくったあの発電所は、

この森の奥にあります。

 

鉄路旅再開

バスは 30 分足らずで浪江駅に到着。

駅周辺は営業店もあり、戻ってきて

いる人もいるようですが、

まだ寂しい感じです。

 

原ノ町行の列車は 3 番ホームから

発車します。

 

本来なら跨線橋を渡る必要がありますが、

現在列車の往来のない中間の線路には

通路が仮設され直接行くことができます。

 

浪江からは東北を感じるこの車両で。

原ノ町着。

乗り継ぎ時間を利用して

一旦外に出てみます。

 

ここからは相馬野馬追仕様の

E721系で最終目的地へ。

 

途中、県境辺りではあの震災での

津波によって線路、駅などが流失、

線路は最大 1km ほど内陸側へ移設、

一部は高架となって復旧しています。

 

この区間、残念ながら

あまりいい画像を撮れませんでした。。

 

杜の都へ

仙台に着いたのは 14 時過ぎ。

 

現地は雨の予報だったようですが、

私の滞在中はちょうど上がって

くれていたようです。

ここで牛たんを食すという目的を果たします。

そのレポートは以下の記事で。

塩味だけのこだわり「たんや善治郎」の牛たん

食後は腹ごなしに周辺を歩きつつ、

あおば通駅から仙石線にお試し乗車して

仙台駅に戻ります。

車両は漫画家石ノ森章太郎さんの作品で

飾られた「マンガッタンライナーⅡ」

でしたが発車間際で全てを撮影

できませんでした。

 

帰りは東北線で

では帰ります。

16 時過ぎ発の快速「仙台シティラビット」で

仙台を発つことにします。

車両は私の嫌いな 701 系です。。

とうとう、当たってしまいました。

 

行先表示には「福島」と

ありますが、実はこの列車、

福島から普通列車となって

そのまま新白河まで直通するんです。。

 

結果、約 3 時間この車両に

乗りっぱなしになりました。

 

新白河の違和感

ようやく着きました。

ここからは、

常磐線方面で見る E531系です。

なぜこの車両がいるか等の

細かい説明は以下記事に譲ります。

参考:青春18きっぷで南東北乗り継ぎ旅2018夏

 

で、前段の 651系普通列車が

誕生した理由なんですが、

常磐線で使っている E531系を

こちらでも使うことになったため、

その不足分を補うために充当されたもの。

 

ということのようです。

 

車内はガラガラ。

新しい車両のボックスシート

4 人分を一人で専有しつつ、

黒磯までのささやかな時間を

過ごしました。

 

黒磯以南は

だんだん現実に戻ります。

南下するに連れて

通勤・通学のお客さんが増えていきます。

 

大宮まで戻ってきたところで

今日が猛暑日だったらしいことを

思い出しました。

 

仙台辺りではエアコンの効いた車内は

寒いと思えるほどだったのですが。

 

それだけの距離を移動した

ということなんですねぇ。。。

 

したっけ。