今日は電気自動車で有名な

テスラ」の話題。

 

現在のテスラ車のラインナップは

MODEL S、MODEL X の 2 車種。

これに今年中に MODEL 3 が加わる

予定となっています。

 

その値段は一番廉価とされる

MODEL 3 で$35,000 (US ドル)。

 

これを日本円に直すと今日(2017年6月8日)の

為替レートで 約384万6,154円。

 

これまで高嶺の花という印象だった

テスラ車ですが、ようやく、

我々一般人レベルでも射程圏内に

入りそうなモデルになりそうです。

 

ところで、

このテスラという会社について、

こんなネット記事を発見しました。

 

主要なところを抜き出すと、

テスラの販売店は直営。

提携販売店(ディーラー)を持たない。

日本のディーラーはメーカーにとってお客。

 

テスラ車のソフトウェアは

全てネット経由で自動更新。

この仕組みを日系自動車会社の某役員は、

「ウチの会社でも技術的には同じ事が出来るけど、

それをやるとディーラーにお金が落ちなくなる」

 

コレを聞いて、ちょっと違和感と

いいますかなんとも複雑な気持ちをいだきました。

 

一消費者の立場からすれば、

中間業者たるディーラーを廃すれば、

そこにかかるコストを丸々省略できるわけです。

 

例えばその金額について

再び記事から抜粋しますが、

市価 300 万円の車があったとして、

その金額の内訳はディーラーの粗利が90万、

宣伝費が100万、残り110万が

マテリアルコストとメーカーの利益。

ということだそうです。

 

すなわちメーカーから直接ユーザーが

買うことができれば、210 万円で

手にすることができるわけです。

 

と考えると、

先程の MODEL 3 を日本の同じシステムで

売ろうとすると一体いくらになるのか……

 

ならば、

手っ取り早くディーラーを廃して…

と行けばよいのですが、

長らく続いた商習慣上、ディーラーは

メーカーにとって上得意様ですから

おいそれとそういうわけには

行かないでしょうね。

 

とは言え、

今後ガソリンエンジン車はどんどん

減って電気自動車の比率が高まって

くるでしょう。

 

そうすると、電気自動車開発で

一日の長があるテスラと、

従前の方法で販売する日本の

メーカーは価格面で

テスラに対抗することは

かなり難しくなるのでは

ないでしょうか。

 

抜本的な改革が待たれるところです。

そうなると SUBARU の

アイサイトも自動更新で

バージョンアップ!なんてことが

可能になるかもしれません。

 

したっけ。