年々入場されるお客さんが増加している、
国営ひたち海浜公園のみはらしの丘で
咲き誇るネモフィラ。

今回はそのみはらしの丘でちょっと気になった花に
スポットを当ててみます。

青の中にオレンジの花

昨日(2017 年 5 月 2 日)ネモフィラを見に
訪れたひたち海浜公園。

ちょうど見頃で天候にも恵まれ、
望みどおりの絶景を望むことができました。

が、
本来青一色の絶景であるはずの中で気になったのが、
ところどころに咲いていたオレンジ色の花。

上の画像を拡大してみると、

この花がところどころではありますが、
広範囲に咲いてました。

去年はこんなに咲いていなかった
はずなんですけど。

なんとなく引っかかっていたこの花。
その花の正体が本日、何気なく見ていた
X(旧 ツイッター)で判明しました。

危険外来植物!

名前は「ナガミヒナゲシ」と言うそうで、
地中海沿岸原産の外来種とのこと。

現時点ではまだ特定外来生物には
指定されていないようですが、
周辺の植物の生育を強く阻害する成分を
含む物質を生み出すそうで(アレロパシー)、
そのレベルは特定外来生物に匹敵するとのこと。

放置すると周辺の植物に悪影響を
及ぼすので放置しないことが推奨されています。

「できれば花が咲く前に駆除を」
とのことですが、この敷地面積での対策は
難しかったのでしょう、花が開いているのが
見受けられました。

秋のコキアや来年のネモフィラに
影響が出ないか心配なところですね。

なぜ日本に?

ところで、この「ナガミヒナゲシ」が
なぜ日本に入って来たかというと、
「観賞用として輸入」されたという
ことのようです。

当時の人はここまでの影響など
知る由もなかったかと思いますので
なんともやるせない話ではあります。

ということで、
このブログを御覧の皆様。

放置すると一株あたり最大で
150,000 粒の種を放出することもあるそうで、
そうなると爆発的に増加で目も当てられなくなる……
なんてことになりかねません。

ご自宅のお庭などでこの花をお見かけの際は、
可及的速やかに駆除することをオススメします。

したっけ。