アメリカの EV メーカー「テスラ」。

その話題の二回目であります。

(一回目の記事はこちら

 

テスラ モデル3 販売開始!

つい先日(現地時間 2017年7 月28 日)、

いよいよアメリカで

モデル 3 の販売が開始されました。

 

これまで高嶺の花だった

テスラのラインナップに

私達でも手が届くモデルが

追加されたことになります。

 

グレード

アメリカで展開されるのは、

  • ベースグレード
  • ロングレンジ

の 2 種類。

 

ベースグレード

0~96km/hの加速が5.6秒、

最高速210km/hの動力性能を持ち、

1回の充電で、最大355kmの距離を

走ることができるそうです。

 

ロングレンジ

上級グレード。

0~96km/hの加速5.1秒、

最高速225km/hの動力性能。

 

1回の充電で、最大およそ500kmを

走行できるそうです。

 

価格

「ベースグレード」は 3万5000ドル(約387万円)、

「ロングレンジ」は 4万4000ドル(約486万円)。

 

日本国内仕様の販売価格などについては

まだ発表されていませんが、

この値段でそのまま入ってくると

仮定すると最先端の電気自動車が

400万円で買えるということになります。

 

国内 EVとの比較

「いやいや既に i-MiEV(三菱)とか

リーフ(日産)があるじゃん」

 

というご意見もあるでしょうが、

テスラ モデル3の場合、

その航続距離の長さが

なによりの優位点。

 

その数字は 345km。

 

i-MiEVは 172km、

リーフは最近バッテリー容量が増えて

280km になりましたが、

それでもテスラに及びません。

 

「その分価格は本体価格は安いぞ」

というのはごもっともですが、

個人的に国産 2 車の気に入らないのは

なによりそのスタイリング。

 

i-MiEV は軽自動車ベースで、

航続距離を見ても

明らかにご近所お買い物グルマ。

 

リーフは意味なく大きいし、

その奇抜?なスタイルゆえ見切りが悪く

実に運転がしづらいクルマでした

(レンタカーで運転経験済み)。

 

その点、テスラ モデル3はと言うと、

単純にカッコイイと思います。

運転のしやすさなどは未知数ですが、

見たところオーソドックスな

スタイルですから、

それほどスポイルされることは

ないと思われます。

 

航続距離を見ても

ちょっとした旅行なら

十分対応できると思われます。

 

まだ国内には充電スポット

(パワーチャージャー)が

少ないという懸念点はありますけど、

これはモデル3の導入までに

解決できれば良い話題です。

 

更新可能な自動運転システム

そして、さらなる魅力はこれでしょう。

恐らく最先端の自動運転システムが

付いてくること。

 

そして、このシステムは

国内モデルのそれとは違い、

随時最新のバージョンに更新可能

という点がかなりの強みです。

 

日本車の場合、

最新のシステムが欲しいとなれば

その新しいモデルに買い換える以外

方法はないですからね。

 

日本での発売時期は?

今回はまずアメリカでの販売開始という

ことで、今後はヨーロッパ、

次にアジアへと展開されるようですから、

日本国内への導入は

早くても来年(2018年)以降という

事になっています。

 

ということで、

国内メーカーさんにとっては

まだ猶予があるということですが、

何らかの対策を考えておかないと、

思い切り足元をすくわれてしまう、

なんてことにも……

 

とにもかくにも、

興味深く今後の展開を

見守っていきたいと思います。

 

したっけ。